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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科16巻10号

1962年10月発行

文献概要

臨床実験

Phacolytic glaucoma.異常な臨床経過と興味ある病理組織所見を示した症例

著者: 塚原勇1

所属機関: 1京大眼科教室

ページ範囲:P.1055 - P.1059

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I.緒言
 過熟白内障に併発する急性の眼圧上昇は古くから知られ,種々の名(後述)で呼ばれて来たが,その138例についての臨床所見,病理組織所見を調査したFlocks等1)(1955)は,共通の特徴的症状を指摘して,この種の緑内障をPhacolyticglaucomaと呼んだ。著者は,本質的にはFlocks等のPhacolytic glaucomaに属するが,臨床経過,所見並びに病理組織所見が氏等の示す定型的なものと異り,しかも,2,3の点で教訓的な症例を経験したので述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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