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臨床実験
網膜色素変性症の増悪因子とストレスに就いて
著者: 福永喜代治1
所属機関: 1鳥取大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1145 - P.1149
文献購入ページに移動I.緒論
種々のストレスが身体に加わつた場合,その衝撃が間脳に達し,視床下部,下垂体間の内分泌が行なわれ,その分泌物は血行を介して眼に働き種々の眼疾患を発病せしめ,或は既存疾患の病状を悪化させる事が想像出来る。
網膜色素変性症はその本態が非常に複雑で今日尚究明されない儘になつているが,その病状がストレスの加わる事によって急激に増悪する事も考えられる。著者はストレスの作用によつて網膜色素変性症の病状の悪化したと考えられる2例を報告し,いささかの考按を試みた。
種々のストレスが身体に加わつた場合,その衝撃が間脳に達し,視床下部,下垂体間の内分泌が行なわれ,その分泌物は血行を介して眼に働き種々の眼疾患を発病せしめ,或は既存疾患の病状を悪化させる事が想像出来る。
網膜色素変性症はその本態が非常に複雑で今日尚究明されない儘になつているが,その病状がストレスの加わる事によって急激に増悪する事も考えられる。著者はストレスの作用によつて網膜色素変性症の病状の悪化したと考えられる2例を報告し,いささかの考按を試みた。
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