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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科16巻12号

1962年12月発行

文献概要

臨床実験

流行性角結膜炎に対する強力ネオミノファーゲンCの治療効果について

著者: 笠井喜代子1

所属機関: 1新城市民病院眼科

ページ範囲:P.1245 - P.1248

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 従来強力ネオミノファーゲンC (以下S,N.M,C.と略記す)の抗アレルギー作用は基礎的に臨床的に抗アレルギー剤として広く知られております。特に眼科領域に於ては特にフリクテン,アレルギー性眼瞼緑炎,眼瞼結膜炎,虹彩炎,虹彩毛様体炎,虹彩鞏膜角膜炎,上鞏膜炎,中心性網膜炎,急性球後視束炎,癩性眼疾患等に使用されいずれも有効との報告があります。
 しかしながらSNMCの作用は抗アレルギー性作用の他に水分電解質の代謝調節,尿,保護膠質の増強作用,炎症抑制作用,結核アレルギー抑制作用,組織呼吸減弱回復作用,副腎皮質機能の調節,解毒利尿の諸作用もあるといわれております。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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