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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科16巻2号

1962年02月発行

文献概要

特集 第15回日本臨床眼科学会講演集 (1)

混同色を応用した新中心暗点検査表(馬詰・太田)に就いて

著者: 馬詰嘉吉1 太田安雄1

所属機関: 1東京医大眼科教室

ページ範囲:P.121 - P.124

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I.緒言
 中心暗点を迅速に,簡易に検出する事は臨床上極めて重要な事である。更に又,黒板視野計等で検出しにくい様な暗点の形状,種類などをも速かに検出出来得れば甚だ便利である。この様な目的の為に種々の中心暗点計測法が考按され,使用されているが,現在一般に用いられている簡易な中心暗点計測法は河本式中心暗点計を用いる方法である。
 吾々は後天性色覚異常に関する色覚検査の実験から,中心暗点を有する後天性色覚異常者のうち,その眼底疾患が網膜に基因するもの,視神経に基因するものの色彩混同に就いて種々の実験を行つた結果,夫々特異な混同の傾向を有している事を知つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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