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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科16巻2号

1962年02月発行

文献概要

特集 第15回日本臨床眼科学会講演集 (1)

犬型レプトスピラによる眼症状

著者: 大石省三1 小川温1

所属機関: 1山口医科大学眼科

ページ範囲:P.126 - P.129

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I.緒言
 レプトスピラ症後に起る眼症状についての報告は少なくないが,逆に我国の葡萄膜炎の原因としてレ症が重要な地位を占めていることが次第に明らかになつたのは最近のことである。それ等レプトスピラの菌型については,今迄は主としてワイル氏病々原レであるL.icterohaemorrhagiae,秋疫Bの病原レであるL.hebdomadis Bによるものであつて,我国に於てそれが犬型レプトスピラによる症例については教室の長谷川1)が先ず報告し,大石2)が症例を追加した。その後更に症例を重ねて14例のL.canicola (L.ca)に原因するものを血清学的に証明した。更にL.caを用いて小実験を行つたのでその大要を述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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