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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科16巻2号

1962年02月発行

文献概要

特集 第15回日本臨床眼科学会講演集 (1)

大阪府下全小中学生弱視検診成績

著者: 牧内正一1 山地良一1 湖崎克1 渡辺千舟1 和田光彦1 岡田公明1 吉原正道1 坂下勝1 小林紹泉1 小嶌祥介1 有坂卓1 中村百合子1 塚本和子1 成瀬洋子1 井村茂子1

所属機関: 1大阪医科大学眼科教室

ページ範囲:P.151 - P.165

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I.緒言
 弱視の診断及び治療に関しては,本邦に於いても多くの研究者により,数多く報告があり,今後益々その研究は発展の一途を辿るであろう事は想像に難くない。しかし茲で考えなければならない事は,何も弱視に限つた事ではないが,臨床と云うものは,予防,診断,治療,リハビリテイションの4つが揃つて始めて完成を見る事である。従来より多くの研究者により発展しつつある診断,治療に加えて弱視の予防,リハビリテイションに対しても充分な検討,研究が為さるべきで,そして始めて弱視に対する総合的な体制が整うのである。
 弱視に対する総合的な対策を立てる為には,先ずその実態を把握しなければならない。我々はこの観点から,大阪府下の全小中学生を対象とした弱視集団検診を計画した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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