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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科16巻2号

1962年02月発行

文献概要

特集 第15回日本臨床眼科学会講演集 (1)

コンタクトレンズの直径の問題(第2報)—両者(コ・レの直径と曲率半径)の理論上の関係値およびその求め方

著者: 水谷豊1 荒木保馬1

所属機関: 1日本コンタクトレンズ研究所

ページ範囲:P.192 - P.197

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 その詳細な関係を理論的に追求することは甚だ繁雑であるので,まつそれらの関係は無視して,球状の角膜面に内面が単一カーブのレンズが接しているという条件のもとに,コ・レの直径とべ一スカーブとの関係を追求してみる。
 図1で眼球角膜のOptic capの直径の1/2をH,その曲率半径をR1,その曲率の中心をO1,角膜の周辺カーブの曲率半径をR2,その中心をO2とし,レンズの外縁が角膜表面とタッチする面の側点をA,レンズ内面の曲率半径をr,その中心,AO2O1の角度をθとし,レンズ内面と角膜頂との問の距離をtで表わせば,図から第一図の関係式が成立する。この式中我々の求めるものは,tが一定の時のrとhとの関係である。H,R1,R2,は個々の角膜に固有のもので,任意の変数である。従つてこれらの任意変数を適当にきめて,θを消失すれば,rとhの関係は求められる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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