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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科16巻3号

1962年03月発行

文献概要

特集 第15回臨床眼科学会号(2)

中心性網膜炎に関する臨床的研究,とくにその全身毛細血管透過性について

著者: 松井瑞夫1 河本道次1 衛藤契古1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.277 - P.277

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 漿液性中心性脈絡網膜炎の病型を有する症例につき,病期の進展にしたがい,陰圧法による毛細血管抵抗性試験と畔柳氏の血清の毛細血管透過性亢進作用(CapillaryPermeability Promoting Action, CPP作用)の測定とを行なつた。
 その結果,本症患者の発病後比較的早期の症例では,血清のCPP作用陽性のものが多く,治療例および陳旧例では,CPP作用陰性のものが大部分であつた。経過を追つて反覆して検査した症例では,発病後2〜4カ月で,CPP作用が陰性になることが,すべての症例に共通してみられた。また,CPP作用がもつとも強く出現するのが,発病後約1カ月後である症例もみられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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