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特集 第15回臨床眼科学会号(3)
Phacolinの点眼による先天性・外傷性ならびに併発白内障の治療(付シネラリア点眼冶療の対照1例)
著者: 藤山英寿1 酒井忠一1 田中宣彦1 奈良尚久1 二神種忠1 安達博子1
所属機関: 1北大眼科
ページ範囲:P.389 - P.393
文献購入ページに移動第1例高○チ○子,女,10才。先天白内障(左眼)。第1図は截開法施行前の状態で,視力0.02。第2図は施行後,点眼開始時の所見である。第3図は点眼7回,すなわち1週問後の状態で,視力0.07。第4図は点眼31回,すなわちちようど1カ月後の所見で,視力矯正して,0.6であつた。なお,瞳孔下縁にわずかに残つている白濁水晶体質には,本剤の点眼を行なわず,そのままに放置したが,3週間後にも少しく小さくなつたのみで,なお認められた。
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