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特集 第15回臨床眼科学会号(3)
トリプシンによるチン氏帯離断に関する臨床的研究
著者: 田中直彦1
所属機関: 1横浜市立大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.415 - P.421
文献購入ページに移動I.緒言
著者はα—chymotrypsin (以後chと略)を用いたEnzymatic Zonulolysisについて一連の基礎的実験や臨床的研究を行いその成績について報告した1)2)3)。更に同じ蛋白分解酵素であるTrypsin (以後Trpと略)を用いたEnzymaticZonuolysisに関して家兎眼による基礎的実験を行い,その結果を本年の日眼総会に於て発表した4)。
それにつづき今回は実際の白内障全摘出術に当つてのTrpの使用基準を確立することを目的としてTrpを用いて行った白内障全摘出術50例の臨床成績について述べ,更にこれをChによる100例及びこれらの酵素を用いないで行った100例の成績と比較し検討を加える。
著者はα—chymotrypsin (以後chと略)を用いたEnzymatic Zonulolysisについて一連の基礎的実験や臨床的研究を行いその成績について報告した1)2)3)。更に同じ蛋白分解酵素であるTrypsin (以後Trpと略)を用いたEnzymaticZonuolysisに関して家兎眼による基礎的実験を行い,その結果を本年の日眼総会に於て発表した4)。
それにつづき今回は実際の白内障全摘出術に当つてのTrpの使用基準を確立することを目的としてTrpを用いて行った白内障全摘出術50例の臨床成績について述べ,更にこれをChによる100例及びこれらの酵素を用いないで行った100例の成績と比較し検討を加える。
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