文献詳細
文献概要
特集 第15回臨床眼科学会号(3)
高安・大西症候群(所謂脈なし病)の本態
著者: 広瀬金之助1
所属機関: 1長崎大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.441 - P.445
文献購入ページに移動I.緒言
本症を従来日本では高安病と呼んでいたが,清水・佐野25)によつて脈なし病と命名され,西洋では,上記両様の名称も通用するが,それ以上にAortic Arch Syndromeの名が用いられている。
本症の発見は,高安によつて眼症状殊に眼底変化が,大西によつて両側橈骨動脈脈搏不触が報告された事に発端したものであるが,現在其の本態不明なるが故にこれを高安病でなくて高安・大西病というべきである事を私4)は主張した。
本症を従来日本では高安病と呼んでいたが,清水・佐野25)によつて脈なし病と命名され,西洋では,上記両様の名称も通用するが,それ以上にAortic Arch Syndromeの名が用いられている。
本症の発見は,高安によつて眼症状殊に眼底変化が,大西によつて両側橈骨動脈脈搏不触が報告された事に発端したものであるが,現在其の本態不明なるが故にこれを高安病でなくて高安・大西病というべきである事を私4)は主張した。
掲載誌情報