臨床眼科16巻4号

1962年04月発行

特集 第15回臨床眼科学会号（3）

網膜動脈硬化症と血中コリン量（第1報）

著者： 川島哲子¹

所属機関： ¹弘前大学医学部眼科教室

ページ範囲：P.453 - P.459

文献概要

I．緒言
　コリンは1849年Streckerにより始めて豚胆汁より分離され，1862年胆汁に因んで命名された物質である。
　以来，先人の研究によつて，コリンの性状並びに作用，コリン代謝等が明らかにされ，更にコリンの臨床的研究も進められている。