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臨床実験
恢復血清点眼による流行性角結膜炎の治療
著者: 須田栄二1
所属機関: 1青森県立中央病院眼科
ページ範囲:P.559 - P.564
文献購入ページに移動I.緒言
Adenovirus感染症による流行性角結膜炎(以下EKCと略す)を経過した患者は,本症に対して免疫を獲得し,その血清中には,抗体価の上昇が見られ,発病の急性期と,発病3〜4週間後のpairの血清中の中和抗体価の推移によつて,EKCは殆ど絶体的に診断される。
此の恢復血清を注射して,EKCの治療を試みたのはBraley & Sander1)(1943)で,次いでBraley2)(1945), Wolffersdorff (1945), Chang& Chang, De Marchi, Leopold5)(1957)等も効果を報告している。
Adenovirus感染症による流行性角結膜炎(以下EKCと略す)を経過した患者は,本症に対して免疫を獲得し,その血清中には,抗体価の上昇が見られ,発病の急性期と,発病3〜4週間後のpairの血清中の中和抗体価の推移によつて,EKCは殆ど絶体的に診断される。
此の恢復血清を注射して,EKCの治療を試みたのはBraley & Sander1)(1943)で,次いでBraley2)(1945), Wolffersdorff (1945), Chang& Chang, De Marchi, Leopold5)(1957)等も効果を報告している。
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