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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科16巻5号

1962年05月発行

臨床実験

流行性角結膜炎の臨床観察並にオスバン点眼液の応用

著者: 梁泰河

ページ範囲:P.597 - P.600

文献概要

 1955年Jawetz氏が流行性角結膜炎患者(以下EKCと略)からAdeno-virus 8型を分離して以来,諸学者の精力的な研究が続けられ,1959年日眼総会のシンポジアムで杉浦,三井,大石氏等によつてEKCの病原体は主にAdeno-virus 8型であると結論されたことは周知の通りである。
 然し吾々臨床医がEKC患者の治療にあたつて之と云つた有効手段を持たない歯痒さ,次々と発生する家族間伝染,又は外来感染という苦い経験をする時,治療用具,薬品,手指の消毒等煩わしさを思う度毎に適切な予防手段と特効薬の出現を期待すること切である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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