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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科16巻5号

1962年05月発行

文献概要

臨床実験

Carbohydrate (Diamox)使用前と使用後の緑内障手術の成績

著者: 岸田利夫1

所属機関: 1鳥取大学医学部眼科教室

ページ範囲:P.601 - P.606

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I.緒言
 急性緑内障の手術において,高眼圧のもとに手術を行つた場合,術中,術後の合併症の為に手術効果を無にすることがある。術前処置として,縮瞳薬その他で減圧効果を得られない時にはしばしば後鞏膜切開などの手術を必要とした。1954年BeckerがDiamoxの眼圧下降作用を発見して以来,緑内障治療に使用されて好結果を得たことが多数報告された。しかし本剤の使用によりもはや緑内障手術は不必要であるということはない。著者は前処置として縮瞳薬,高張葡萄糖液にDi—amoxを併用したときと,Diamox出現以前に縮瞳薬その他で減圧を試みたときの急性緑内障手術成績を比較検討したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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