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臨床実験
Hallermann-Streiffの症候群について
著者: 坂上英1 木谷胖1 森博子1
所属機関: 1京大眼科教室
ページ範囲:P.653 - P.660
文献購入ページに移動1948年Hallermann1)はOpistogenieに基くVogelgesichtsbildungを伴つた2例の先天性白内障の症例を報告した。HallermannはE.v.Bergmannの定義に従つて,下顎が異常に小さいため矢状面で強く後退した状態になりVogel様の顔貌を呈するものをVogelgesichtと称し,このVogelgesichtと先天性白内障との関連について初めて着目し,この両者が個体発生学的に関連性を有するものであるか,或は唯偶然の相互に全く無関係にあらわれた現象にすぎないものか極めて興味深い問題であるとのべ,更に,今ここでその相関性について考察をこころみることは差控え,将来,更に詳細な観察と知識とが得られるまでその決定を保留したいと結論した。
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