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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科16巻6号

1962年06月発行

文献概要

臨床実験

Tanderil (Geigy)の眼科的応用

著者: 阪本善晴1 田辺幸行1

所属機関: 1大阪市立大学医学部眼科

ページ範囲:P.697 - P.702

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緒言
 最近スイスGeigy社において,Butazolidinの誘導体で,かつその生体内代謝産物であり,これと同様に強力な消炎作用を有し,しかも毒性がはるかに少ないといわれるTanderil{1—Phenyl—2—(P-hydroxypheny1)−3,5—dioxo−4—n-butylpy—razolidine monohydrate}が合成された。Tan—derilは化学的には次のような構造式を有し,白色結晶性で,そのNa塩は水に易溶であり,融点は結晶水含有の形で約96℃である。
 このTanderilを眼科の炎症性疾患ならびに手術後の刺激症状の強い症例に使用し,良好な成績をおさめたものにWerner1)(1960),Pestalozzi2)(1961),浅山・坂上3)(1961),水川・湖崎4)(1961),笛田等5)(1961),植村・平山6)(1961),等がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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