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臨床実験
点頭痙攣症について
著者: 石郷岡清1 大谷洋子1
所属機関: 1大阪北逓信病院眼科
ページ範囲:P.775 - P.780
文献購入ページに移動I.緒言
点頭痙攣Spasmus Nutansは,眼振,頭部の振盪,時に斜頸を伴う乳幼児疾患で,従来,主として小児科に於て,神経機能的疾患或は神経症の一つとして取扱われて来た疾患であつて,本邦眼科領域に於ては,未だその報告に接して居ない。我々は本疾患の一例を得,本症は鉱夫眼振等とその基を一にする視性眼振の一つであり,眼科的治療を要する疾患である事を信ずるに至つたので,報告する。
点頭痙攣Spasmus Nutansは,眼振,頭部の振盪,時に斜頸を伴う乳幼児疾患で,従来,主として小児科に於て,神経機能的疾患或は神経症の一つとして取扱われて来た疾患であつて,本邦眼科領域に於ては,未だその報告に接して居ない。我々は本疾患の一例を得,本症は鉱夫眼振等とその基を一にする視性眼振の一つであり,眼科的治療を要する疾患である事を信ずるに至つたので,報告する。
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