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臨床実験
ハリントン視野計と従来のカンピメーターとの成績比較—大橋教授開講15周年記念論文
著者: 武本信年1
所属機関: 1慈大眼科
ページ範囲:P.790 - P.792
文献購入ページに移動I.緒言
視野測定は視力検査に次ぐ重要な機能検査法であるが,その測定には時として時間がかかり,またかなりの手技を要することが少なくない兎角臨床上無視される嫌いがないとは云えない,ことに社会保険診療ではこの傾向が多い。従来のカンピメーター又は平面視野計には,古くより黒板型,スクーリン型,双眼視野計,河本式暗点計など,多々数々の型式があるがこれ等は多くは相当の時間と熟練を要するので,通常の医師数では,これを総ての症例に応用するのは実際上不可能である。そこでもつと簡便に短時間に視野異常を発見する方法の必要性が痛感されていたところかねてより米国で使用されているハリントン式多元視野検査器(Harrington-Flocks Multiple puttern)が輸入され当教室ではこれを臨床上の数十例に使用する機会を得たのでその黒板型カンピメーターと比較した成績を検討報告する。
視野測定は視力検査に次ぐ重要な機能検査法であるが,その測定には時として時間がかかり,またかなりの手技を要することが少なくない兎角臨床上無視される嫌いがないとは云えない,ことに社会保険診療ではこの傾向が多い。従来のカンピメーター又は平面視野計には,古くより黒板型,スクーリン型,双眼視野計,河本式暗点計など,多々数々の型式があるがこれ等は多くは相当の時間と熟練を要するので,通常の医師数では,これを総ての症例に応用するのは実際上不可能である。そこでもつと簡便に短時間に視野異常を発見する方法の必要性が痛感されていたところかねてより米国で使用されているハリントン式多元視野検査器(Harrington-Flocks Multiple puttern)が輸入され当教室ではこれを臨床上の数十例に使用する機会を得たのでその黒板型カンピメーターと比較した成績を検討報告する。
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