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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科16巻8号

1962年08月発行

文献概要

臨床実験

交代上斜位について

著者: 平田敏夫1 平塚栄一1

所属機関: 1広島大学眼科学教室

ページ範囲:P.843 - P.850

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Ⅰ.緒言
 両眼の相対的偏位関係として,1眼に内斜又は外斜がある時,固視眼を変えれば他眼も内斜又は外斜し,同様に1眼に上斜があれば他眼に下斜があるのが通則である。しかるに,この定則を破つて両眼の上斜位とも言うべき奇妙な眼球上転運動をなすものがあり,交代上斜位(alternierendeHyperphorie)と呼ばれている。本症の本邦での報告例は比較的少なく,しかもその治験報告に関しては僅かに秋谷の記載があるに過ぎない。私共は最近数年間に本症の3例に遭遇し,内2例に対して手術を行い,或る程度の好成績を得たのでここに追加報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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