文献詳細
文献概要
印象記 第66回日本眼科学会総会印象記
2.第1日の印象
著者: 徳田久弥1
所属機関: 1熊大
ページ範囲:P.902 - P.904
文献購入ページに移動 今回の日眼総会は30年ぶりの北海道での総会とあつて,観光もかねた多数の出席者のもとに盛大に行われた。会場は広さといい,椅子といい,デラックスなものであつたが,今迄の会場とことなり,進行係りの席が一般座席の前方に丁度オーケストラボックスの様に構成され,周囲を黒い幕でつつみ,舞台前面に美しい花を一面にしきつめ,まことに華やかなものであつた。
また開会式も,暗くした会場が美しいファンファーレの鳴りひびくうちに次第にコバルト色に明るくなり幕があくといつた見事な演出で行われ,非常に香り高いものであつた。会の進行も誠にスムーズに行なわれたが,質問者席というものを4カ所につくり,質問者はそこへ行つて発言するという点が今迄と異なつていた。こういうやりかたは会場が大きい場合によく行われているようであるが,演者にとつてはこの質問者席からの声がよく通らず,再度の発言を求めるケースが多かつたが,大会場でのひとつの止むを得ない欠点であろうか(昨年の東京文京公会堂でもそうであつた)。
また開会式も,暗くした会場が美しいファンファーレの鳴りひびくうちに次第にコバルト色に明るくなり幕があくといつた見事な演出で行われ,非常に香り高いものであつた。会の進行も誠にスムーズに行なわれたが,質問者席というものを4カ所につくり,質問者はそこへ行つて発言するという点が今迄と異なつていた。こういうやりかたは会場が大きい場合によく行われているようであるが,演者にとつてはこの質問者席からの声がよく通らず,再度の発言を求めるケースが多かつたが,大会場でのひとつの止むを得ない欠点であろうか(昨年の東京文京公会堂でもそうであつた)。
掲載誌情報