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臨床実験
フォスター・ケネディー氏症候群
著者: 小島克1 新美勝彦1 渡辺郁緒1 吉田則明1 岩田金治郎2 中島典英2 中島正光2
所属機関: 1名大眼科 2名大第1外科
ページ範囲:P.923 - P.926
文献購入ページに移動1911年Kennedyが前頭葉腫瘍に対して,診断的価値のある症状として,脳腫瘍と同側性に一次性視神経萎縮と,対側に中心暗点を伴う球後視神経炎をあげて以来,前頭葉腫瘍の診断に意義あるものとして,種々報告されて来た。我々には最近同症の4例を観察したので,原因となるべき脳の病変の性質,及び局在性の意義に主点をおいて述べてみたい。
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