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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科16巻9号

1962年09月発行

臨床実験

眼科的侵襲の皮膚毛細血管透過性に及ぼす影響—第3篇白内障手術後の皮膚毛細血管透過性の充進に対するデキサメサゾン,ビタミンCの効果

著者: 内田幸子1

所属機関: 1大阪市立大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.935 - P.938

文献概要

I.緒言
 副腎皮質ホルモンに関する研究のめざましい進歩,さらにコーチゾンがいわゆる膠原病ならびにアレルギー性疾患に著効を示すことが見出され,一方Selyeの提唱した生体防衛反応に副腎ことにその皮質が主要な役割を演ずることがあきらかにされて以来,このホルモンとアレルギーとの関係については,ACTHのそれと共に多くの研究がなされている。またビタミンCがストレスに際して生体の防衛上きわめて重要な役割を演ずることも知られている。なおビタミンCは血管に対する作用をもつているから,毛細血管透過性に影響をもつことはいうまでもない。
 そこで私は眼科的手術侵襲の皮膚毛細血管透過性におよぼす影響を追求する過程において,これに対するデキサメサゾンCならびにビタミンの効果をしらべたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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