icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科17巻1号

1963年01月発行

臨床実験

人眼虹彩色素上皮及び瞳孔散大筋の組織学的記載に関する問題点について

著者: 冨田一郎1 松尾恒己2 加藤征彦2

所属機関: 1福岡県若松市市立若松病院 2久留米大学眼科

ページ範囲:P.33 - P.35

文献概要

I.まえがき
 私共は先に日眼誌6)上において人眼虹彩色素上皮細胞及び瞳孔散大筋の電子顕微鏡的研究について発表したが,その時虹彩色素上皮と瞳孔散大筋の組織学的記載について内外文献を調査した結果それ等の記載が非常にまちまちであるのに甚だ困惑した。特に各権威者執筆になる本邦の眼科学教科書において,虹彩色素上皮及び瞳孔散大筋についての組織学的記載が,夫々異つているのには非常に驚いた。。そこで最近の本邦眼科学教科書における虹彩色素上皮及び瞳孔散大筋の組織学的記載事項について,1.どんな異同があるか,2.その様な混乱を招来した原因は何か,の2点について検討し,併せて私共の得た知見より,虹彩色素上皮及び瞳孔散大筋の組織学的記載についての私見を述べ,諸賢の御批判と御教示を仰ぎたいと考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら