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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科17巻1号

1963年01月発行

文献概要

臨床実験

Asperkinaseの使用経験

著者: 三国政吉1 木村重男1

所属機関: 1新潟大学医学部眼科教室

ページ範囲:P.73 - P.78

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I.緒言
 線維素溶解酵素系に関する研究の進歩に伴い,この酵素系製剤を治療に応用しようとすることが盛んに試みられるようになつた。現在までに線維素溶解酵素又は線維素溶解酵素系を賦活する薬剤として用いられた主な薬剤にFibrinolysin製剤Streptokinase製剤及びChymotrypsin製剤等があり,眼疾患に対するこれら薬剤の効果については既にいくつかの報告がある。
 著者らも諸種眼疾患に対する線維素溶解酵素療法に就て研究中で,その成績の一部に就では既に2〜3報告したが,今回は藤沢薬品工業KKより提供をうけたAsperkinaseを用い,実験する機会を得たので以下にその概要を報告する。As—perkinaseとはSK&F社で作られた酵素製剤で,強い線維素溶解作用があると云われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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