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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科17巻1号

1963年01月発行

文献概要

臨床実験

若年者の近視に対する治療法(その1)—TPD並にTTFDの大量投与の応用

著者: 大村博1 横田庸男1

所属機関: 1都立大久保病院

ページ範囲:P.79 - P.84

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I.緒言
 近視の治療に就ては古来幾多の方法が行われているが必ず治る方法は勿論ない。それは近視の本態や原因が未だ明かでなく,色々の複雑な問題が沢山あるからである。併し治る近視と治らない近視の目標が少しでも分ると臨床家にとって大いに役立つ事と思われる。此の点にも注意しながら色々の治療法を行って見た。V.B1と眼疾患との関係は昔から多く論ぜられ,且つその応用に就ても今更此処に述べるまでもないが,近視に対する大量投与に就ては余り報告を見ない。今回私はThi—amine Propyl disulfide (TPD)並にThia—mine tetrahydrofurfuryl disulfide (TTFD)の大量を若年者の近視に使用する機会を得たので此処に中間報告する次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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