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臨床実験
若年者の近視に対する治療法(その1)—TPD並にTTFDの大量投与の応用
著者: 大村博1 横田庸男1
所属機関: 1都立大久保病院
ページ範囲:P.79 - P.84
文献購入ページに移動I.緒言
近視の治療に就ては古来幾多の方法が行われているが必ず治る方法は勿論ない。それは近視の本態や原因が未だ明かでなく,色々の複雑な問題が沢山あるからである。併し治る近視と治らない近視の目標が少しでも分ると臨床家にとって大いに役立つ事と思われる。此の点にも注意しながら色々の治療法を行って見た。V.B1と眼疾患との関係は昔から多く論ぜられ,且つその応用に就ても今更此処に述べるまでもないが,近視に対する大量投与に就ては余り報告を見ない。今回私はThi—amine Propyl disulfide (TPD)並にThia—mine tetrahydrofurfuryl disulfide (TTFD)の大量を若年者の近視に使用する機会を得たので此処に中間報告する次第である。
近視の治療に就ては古来幾多の方法が行われているが必ず治る方法は勿論ない。それは近視の本態や原因が未だ明かでなく,色々の複雑な問題が沢山あるからである。併し治る近視と治らない近視の目標が少しでも分ると臨床家にとって大いに役立つ事と思われる。此の点にも注意しながら色々の治療法を行って見た。V.B1と眼疾患との関係は昔から多く論ぜられ,且つその応用に就ても今更此処に述べるまでもないが,近視に対する大量投与に就ては余り報告を見ない。今回私はThi—amine Propyl disulfide (TPD)並にThia—mine tetrahydrofurfuryl disulfide (TTFD)の大量を若年者の近視に使用する機会を得たので此処に中間報告する次第である。
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