文献詳細
文献概要
特集 眼科検査法(1) 特集 〔細隙灯顕微鏡検査・生体組織顕微鏡検査〕
1.結膜
著者: 北野周作1 森茂1
所属機関: 1日本大学眼科
ページ範囲:P.1119 - P.1123
文献購入ページに移動 結膜は血管に富む組織であり,結膜の病的所見は血管系の変化を中心として表現されることが多い。生体顕微鏡はこれらの微細な病態を捉えて,結膜疾患の鑑別診断脈管系の全身病による変化,房水静脈を道じての緑内障の観察などを可能にさせるきわめて有益な検査法である。
一般に結膜の生体顕微鏡観察には,10〜25倍の倍率を用い,直接斜照法で行なうが,特に表在性血管の観察には,緑色あるいは無赤光線を利用すると,血管は浮き上つて見え,末梢まで容易に追求できる。
一般に結膜の生体顕微鏡観察には,10〜25倍の倍率を用い,直接斜照法で行なうが,特に表在性血管の観察には,緑色あるいは無赤光線を利用すると,血管は浮き上つて見え,末梢まで容易に追求できる。
掲載誌情報