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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科17巻10号

1963年10月発行

特集 眼科検査法(1)

特集 〔細隙灯顕微鏡検査・生体組織顕微鏡検査〕

3.水晶体,硝子体

著者: 河本正一1

所属機関: 1東京警察病院

ページ範囲:P.1127 - P.1129

文献概要

 水晶体,硝子体の細隙灯顕微鏡検査においても,他の部分における検査と同様に,直接斜照法Direct illumi—nationが最もしばしば用いられ,最も重要である。反帰光線法Retroilluminationでは,水晶体後部よりの反射によつて水晶体前部が,網膜よりの反射によつて網膜直前の硝子体基質が観察される。鏡面法Specular re—flectionは,水晶体の前後面の観察に用いられる。前面では特殊の反射を呈し,鮫革Chagrinと称せられ,その反射面上の点状の黒影は,鮫革球Chagrinkugelと名つげられている。併発白内障の初期こ認められる水晶体前後面の色彩転換Farbenschillernを観察するにも鏡面法が用いられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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