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特集 眼科検査法(1) 特集 〔細隙灯顕微鏡検査・生体組織顕微鏡検査〕
3.水晶体,硝子体
著者: 河本正一1
所属機関: 1東京警察病院
ページ範囲:P.1127 - P.1129
文献購入ページに移動 水晶体,硝子体の細隙灯顕微鏡検査においても,他の部分における検査と同様に,直接斜照法Direct illumi—nationが最もしばしば用いられ,最も重要である。反帰光線法Retroilluminationでは,水晶体後部よりの反射によつて水晶体前部が,網膜よりの反射によつて網膜直前の硝子体基質が観察される。鏡面法Specular re—flectionは,水晶体の前後面の観察に用いられる。前面では特殊の反射を呈し,鮫革Chagrinと称せられ,その反射面上の点状の黒影は,鮫革球Chagrinkugelと名つげられている。併発白内障の初期こ認められる水晶体前後面の色彩転換Farbenschillernを観察するにも鏡面法が用いられる。
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