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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科17巻12号

1963年12月発行

文献概要

臨床実験

Varidase Buccalと抗血液凝固剤との併用症例

著者: 須田栄二1

所属機関: 1青森県立中央病院眼科

ページ範囲:P.1380 - P.1386

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Ⅰ.緒言
 Fibrinがplasminによつて分解される過程は,生体内の最も重要な,基礎的な生理過程の一つであることが明かにされたのは,比較的最近であつて,1933年Tillet and Garner10)等が,溶連菌株がfibrin分解物を産生することを観察したのがきつかけである。
 彼等はその物質をfibrinolysin (plasmin)と考えたが,Milston8)(1941),Kaplan5),(1941)christeusen2)(1945)及びAstrup1)(1956)の研究によつて,人血清中にfibrinを分解する酵素即ちplasminのprecnrsorであるplasmi—nogenが存在し,そのplasminogenのproa—ctivatorを活性化するのが,溶連菌の産生するstreptokinaseであることが明かにされた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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