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臨床実験
Hepacarinの使用経験
著者: 大野恭信1 木村重男1
所属機関: 1新潟大学眼科
ページ範囲:P.1387 - P.1392
文献購入ページに移動抗血液凝固剤にはHeparin系,Coumarin系,Indandione系のものがあるがHeparinが最も広く用いられている。Heparinは従来Heparin—Sodiumとして用いられて来たが,これは循環Caイオンを取つてCa塩に変るため大量使用時低Ca血症を生ずるおそれがあるし,又筋注,皮下注,皮内注射時に皮下溢血,血腫を起しやすいと謂われる。この欠点を補う目的でフランスのVairel, Denoyelle等はいろいろ研究した結果Heparin-Calciumを作ることに成功した。これが製品化され,わが国ではエーザイK.K.からHepacarinとして市販されている。
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