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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科17巻12号

1963年12月発行

文献概要

談話室

Bonnの検定器をめぐつて

著者: 岩田和雄1 岩田玲子1

所属機関: 1新潟大学眼科

ページ範囲:P.1393 - P.1394

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 工場で製品が一定の規格のもとに装造され,組立られ出来上つた製品がその規格内にあるや否やを統計学的方法に基いて一定の生産管理方式のもとに再検査されることは近代的な能率的生産方式である。この様な傾向は特に多数の患者を取扱わねばならない大学病院などの新しいOrganizationとしてとり入れらるべき運命にある。
 Bonnの眼科では数年前からKreislaufabteilung(主任Prof Weigelin)やGlaukomabteilung (主任Prof-Leydhecker)等を中心として,それぞれの目的に従つてこれに似た患者の管理方式が実施されつつある。然して,規格検査の為の許容限界規格が明確にされていなければ検査の意義が失われることはいうまでもない。眼科において先づ問題となるのは眼圧計であるが,この検定法はよく検討され衆知のことと思うので今回は触れず目あたらしい眼底血圧計の検定の実際を簡単に紹介し御参考に資したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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