文献詳細
特集 第16回日本臨床眼科学会号(1)
一般講演
文献概要
組織学的所見の重視されるサルコイドージスの診断に関して,眼科的見地より,結膜のBiopsyおよび結膜のKveim反応について検討した。
(1)組織学的にも証明された確実なサルコイドージス18例,および臨床的にサルコイドージスと診断された4例の結膜のBiopsyを実施し,前群の中より,サルコイドージスの組織像と考えられる類上皮細胞を主体とする結節を有する3例を見出した。対照の13例には全く異常を認めなかつた。我国でもサルコイドージスの結膜病変は稀有ではなく,本症の診断に結膜のBiopsyは有用と考える。又,結膜Biopsyに際しては,結膜の細隙燈顕微鏡的観察が重要であり,Biopsyの組織片は連続切片として鏡検の必要がある。
(1)組織学的にも証明された確実なサルコイドージス18例,および臨床的にサルコイドージスと診断された4例の結膜のBiopsyを実施し,前群の中より,サルコイドージスの組織像と考えられる類上皮細胞を主体とする結節を有する3例を見出した。対照の13例には全く異常を認めなかつた。我国でもサルコイドージスの結膜病変は稀有ではなく,本症の診断に結膜のBiopsyは有用と考える。又,結膜Biopsyに際しては,結膜の細隙燈顕微鏡的観察が重要であり,Biopsyの組織片は連続切片として鏡検の必要がある。
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