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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科17巻2号

1963年02月発行

特集 第16回日本臨床眼科学会号(1)

一般講演

ERG-b波に及ぼす視神経障害の影響

著者: 土門恵美1

所属機関: 1弘前大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.153 - P.158

文献概要

I.緒言
 視神経障害が網膜活動電位(以下ERGと記す)に及ぼす影響に就いては,Jacobson氏1)を初めとして,鈴木氏等2),三輪氏等3),三田氏等4),及び阿部氏5)等の報告がある。私も第4回北日本眼科学会(1961年6月)に於いて,網膜に著変を認めない視神経疾患患者及び家兎の1眼視神経を切断した場合のERGに就いて,視神経障害はb波振幅を増大する傾向があると述べた。
 その後更に,視神経障害患者のERG観察を継続し,又家兎にて視神経切断後,ERGに変化をあらわした時期に眼球を摘出し,網膜の組織変化を検索した結果を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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