文献詳細
特集 第16回日本臨床眼科学会号(1)
一般講演
文献概要
1)網膜感電性の大まかな程度を表わす意味で網膜感電力という言葉を用いることにした。
2)眼科臨床的検査法として実用する目的で,網膜感電力を簡便に測定する装置と方法を新たに考案した。
3)この装置と方法により,0からⅣまでの5段階の網膜感電力指数(仮称)を定めるようにした。
4)この指数の正常値がⅣであることを確認し一方,眼底や視神経が障害されている数種の眼疾患では,この指数が多くの場合Ⅲ以下に低下する傾向があることを認めた。
5)この検査法が術前自内障の予後推定に有意な参考となることを示した。
6)今後,広く眼科臨床面でこの検査法が役立つことを期待して更に検討を加えていきたいと考えている。
2)眼科臨床的検査法として実用する目的で,網膜感電力を簡便に測定する装置と方法を新たに考案した。
3)この装置と方法により,0からⅣまでの5段階の網膜感電力指数(仮称)を定めるようにした。
4)この指数の正常値がⅣであることを確認し一方,眼底や視神経が障害されている数種の眼疾患では,この指数が多くの場合Ⅲ以下に低下する傾向があることを認めた。
5)この検査法が術前自内障の予後推定に有意な参考となることを示した。
6)今後,広く眼科臨床面でこの検査法が役立つことを期待して更に検討を加えていきたいと考えている。
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