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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科17巻2号

1963年02月発行

臨床実験

眼科領域におけるHydroxy-phenylbutazone (Tanderil)の使用経験

著者: 百々隆夫1 根来良夫1

所属機関: 1京府大 眼科

ページ範囲:P.228 - P.237

文献概要

Ⅰ.まえがき
 Tanderil (Hydroxy-phenylbutazone)はスイスのGeigy社で合成されたPyrazolidinの誘導体で強力な消炎及び解熱作用があり,炎症,浮腫及び種々のリウマチ性疾患に優れた治療効果をもち,その臨床効果についてはWerner1),Pes—talozzi2),浅山,坂上3),植村,平山4),阪本,田辺5),水川,湖崎6),笛田,新保,岩田7)等によつて報告されている。当教室においても昨年来73例88眼の種々な疾患に使用したので,その結果を外傷例,手術例,及び炎症例に分けて報告する。猶Tanderilは藤沢薬品提供による100mgの錠剤を使用し,投与量は夫々の症例に応じて適宜変更したが,原則として大人では1日6錠,子供では4〜2錠とした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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