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特集 第16回日本臨床眼科学会号(2) 一般講演
IDUによる角膜ヘルペスの治療についての考察(予報)
著者: 小林俊策1 中村利幸1
所属機関: 1山口医科大学眼科教室
ページ範囲:P.328 - P.331
文献購入ページに移動 代謝拮抗物質によつてウイルス感染症を治療できるかもしれないという思想はかなり以前からあつたのであるが,Kaufman et al.1)がはじめてその臨床的応用において認むべき成果をおさめた。彼等はチミジンの同族体(analogue)である5—ヨードー2'—デオキシウリジン(5—iodo−2'—deo—xyuridine:IDU)に角膜ヘルペスを抑制する作用のあることを発見し,ウイルス疾患の治療にも明るい見通しをもたらしたといえる。
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