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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科17巻3号

1963年03月発行

特集 第16回日本臨床眼科学会号(2)

一般講演

瞼下垂症に対する瞼挙筋切除前転術の術式(Berkeの変法)

著者: 百々隆夫1 根来良夫1

所属機関: 1京府大眼科

ページ範囲:P.358 - P.365

文献概要

Ⅰ.まえがき
 瞼下垂症状をきたす原因は,あるいは先天麻痺あるいは後天麻痺と,必ずしも一元的なものではないが,運動障害の点では共通のものをもつている。
 運動障害が固定した眼瞼に,満足な開瞼および閉瞼動作をえさしめることは,至難の業である。すなわち開瞼を充分におこなえば,閉瞼不能(兎眼症)となることはあまりにも明らかである。したがつてその手術的侵襲にも細心の注意が必要であり,残つている運動機能の程度により,手術の種類および侵襲の程度を選択する必要が生まれる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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