文献詳細
特集 第16回日本臨床眼科学会号(2)
一般講演
文献概要
Ⅰ.まえがき
瞼下垂症状をきたす原因は,あるいは先天麻痺あるいは後天麻痺と,必ずしも一元的なものではないが,運動障害の点では共通のものをもつている。
運動障害が固定した眼瞼に,満足な開瞼および閉瞼動作をえさしめることは,至難の業である。すなわち開瞼を充分におこなえば,閉瞼不能(兎眼症)となることはあまりにも明らかである。したがつてその手術的侵襲にも細心の注意が必要であり,残つている運動機能の程度により,手術の種類および侵襲の程度を選択する必要が生まれる。
瞼下垂症状をきたす原因は,あるいは先天麻痺あるいは後天麻痺と,必ずしも一元的なものではないが,運動障害の点では共通のものをもつている。
運動障害が固定した眼瞼に,満足な開瞼および閉瞼動作をえさしめることは,至難の業である。すなわち開瞼を充分におこなえば,閉瞼不能(兎眼症)となることはあまりにも明らかである。したがつてその手術的侵襲にも細心の注意が必要であり,残つている運動機能の程度により,手術の種類および侵襲の程度を選択する必要が生まれる。
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