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特集 第16回日本臨床眼科学会号(2) 一般講演
瞼下垂症に対する瞼挙筋切除前転術の術式(Berkeの変法)
著者: 百々隆夫1 根来良夫1
所属機関: 1京府大眼科
ページ範囲:P.358 - P.365
文献購入ページに移動Ⅰ.まえがき
瞼下垂症状をきたす原因は,あるいは先天麻痺あるいは後天麻痺と,必ずしも一元的なものではないが,運動障害の点では共通のものをもつている。
運動障害が固定した眼瞼に,満足な開瞼および閉瞼動作をえさしめることは,至難の業である。すなわち開瞼を充分におこなえば,閉瞼不能(兎眼症)となることはあまりにも明らかである。したがつてその手術的侵襲にも細心の注意が必要であり,残つている運動機能の程度により,手術の種類および侵襲の程度を選択する必要が生まれる。
瞼下垂症状をきたす原因は,あるいは先天麻痺あるいは後天麻痺と,必ずしも一元的なものではないが,運動障害の点では共通のものをもつている。
運動障害が固定した眼瞼に,満足な開瞼および閉瞼動作をえさしめることは,至難の業である。すなわち開瞼を充分におこなえば,閉瞼不能(兎眼症)となることはあまりにも明らかである。したがつてその手術的侵襲にも細心の注意が必要であり,残つている運動機能の程度により,手術の種類および侵襲の程度を選択する必要が生まれる。
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