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特集 第16回日本臨床眼科学会号(2) 一般講演
ヘルペス性角膜炎に対するIDUの使用経験
著者: 都筑幸哉1 広瀬龍夫1
所属機関: 1金沢大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.374 - P.376
文献購入ページに移動Ⅰ.緒言
近年副腎皮質ホルモン点眼濫用のためか,角膜ヘルペスの経過がのび,或いは症状が重篤化し複雑化した様に思われるふしがある。
最近Kaufman1)が5—Iodo−2—Deoxyuridine(IDU)を本疾患に用いて著効を収めたといい,本邦では内田等2)が角膜ヘルペス2例に卓効があつたと報告した。吾々も比較的重篤なヘルペス性角膜炎の患者10例にIDU (住友化学工業提供)を点眼して有効であることを認めたので,その概略を記述したい。
近年副腎皮質ホルモン点眼濫用のためか,角膜ヘルペスの経過がのび,或いは症状が重篤化し複雑化した様に思われるふしがある。
最近Kaufman1)が5—Iodo−2—Deoxyuridine(IDU)を本疾患に用いて著効を収めたといい,本邦では内田等2)が角膜ヘルペス2例に卓効があつたと報告した。吾々も比較的重篤なヘルペス性角膜炎の患者10例にIDU (住友化学工業提供)を点眼して有効であることを認めたので,その概略を記述したい。
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