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特集 第16回日本臨床眼科学会号(3) 一般講演
新しい色覚二元説
著者: 堤修一1
所属機関: 1横浜逓信病院眼科
ページ範囲:P.435 - P.439
文献購入ページに移動I.錐体色光感覚(第1図)
先に極く小さい色光点に短い露出を与え,中心窩錐体の各種色光に対する感度をはかり,波長573黄,543緑附近にピークを持つ大きな山と456,443青紫附近にピークを持つ小さな山との間に476青の深い谷をはさむ,特徴のある,錐体の色光に対する感度を表わす,錐体色光感度曲線と呼ぶべき曲線を得た。
色光点に対する光覚の方が色覚より多少先行するが,その基本的な形では,少数錐体の光覚感度曲線と色覚感度曲線は同じものの様で,そのなりたちの本質的なからくりは,かわらない事を示す。
先に極く小さい色光点に短い露出を与え,中心窩錐体の各種色光に対する感度をはかり,波長573黄,543緑附近にピークを持つ大きな山と456,443青紫附近にピークを持つ小さな山との間に476青の深い谷をはさむ,特徴のある,錐体の色光に対する感度を表わす,錐体色光感度曲線と呼ぶべき曲線を得た。
色光点に対する光覚の方が色覚より多少先行するが,その基本的な形では,少数錐体の光覚感度曲線と色覚感度曲線は同じものの様で,そのなりたちの本質的なからくりは,かわらない事を示す。
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