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特集 第16回日本臨床眼科学会号(3) 一般講演
円錐角膜の臨床的研究
著者: 羽出山昭1
所属機関: 1順天堂大学医学部眼科教室
ページ範囲:P.465 - P.484
文献購入ページに移動I.緒言
円錐角膜は従来稀な疾患と考えられていたが単眼近視性乱視や矯正視力の出ない者等についてPlacido角膜計や細隙燈顕微鏡による検査や,或はコンタクトレンズ装用時のフローレスチンテスト,で見出される事があり決して稀な疾患ではない。
本症は従来種々の観点から討論されいるが臨床的にはFranceschetti1), F. Ridley2)により報告され,遺伝学的には劣性遺伝病とされており,Amsler3)はKeratophotographyによつて当疾患の病勢の進行時期を3種類に分類した。又教室の紺山4)は200眼の円錐角膜につき故佐藤教授の分類5)を治療的観点から詳細に補足修正し新らたな分類を行つた。
円錐角膜は従来稀な疾患と考えられていたが単眼近視性乱視や矯正視力の出ない者等についてPlacido角膜計や細隙燈顕微鏡による検査や,或はコンタクトレンズ装用時のフローレスチンテスト,で見出される事があり決して稀な疾患ではない。
本症は従来種々の観点から討論されいるが臨床的にはFranceschetti1), F. Ridley2)により報告され,遺伝学的には劣性遺伝病とされており,Amsler3)はKeratophotographyによつて当疾患の病勢の進行時期を3種類に分類した。又教室の紺山4)は200眼の円錐角膜につき故佐藤教授の分類5)を治療的観点から詳細に補足修正し新らたな分類を行つた。
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