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特集 第16回日本臨床眼科学会号(3) 一般講演
Epithelial downgrowthについて
著者: 谷道之1 駒井昇一郎1 弓削経夫1
所属機関: 1京都府立医大眼科教室
ページ範囲:P.491 - P.503
文献購入ページに移動眼球の穿孔性外傷や眼内手術後におこる上皮の前房内迷入乃至侵入並びに増殖は,一つのclini—cal entityとして,既に古くから知られている(Mackenzie 1885, von Graefe, A.1866)。しかし,これには3型があり,それぞれ,臨床像,経過,予後にはつきりとした差異があるので,文献的考察,統計などをおこなう上で充分,このことを考慮にいれなければならない。Perera (1938)1)はつぎのように分類している。
(1)"pearl"tumors of the iris,(2) post—traumatic cysts of the iris,(3) epithelizationof the anterior chamber. (3)が epithelialdowngrowthに相当するものである。Maume—neeら(1956)2)も,(1) epithelial pearl tumoror cyst of iris,(2) epithelial downgrowth,(3) epithelial cystの3つに分けており,これらを綜括してepithelial invasion of the an—terior chamberという名称をもちいている。
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