icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科17巻5号

1963年05月発行

文献概要

特集 第16回日本臨床眼科学会号(4) 一般講演

放射線白内障の病理組織学的所見

著者: 徳永次彦1

所属機関: 1長崎大眼科教室

ページ範囲:P.587 - P.592

文献購入ページに移動
 人眼放射線白内障の病理組織学的所見を多数例について検討したものはCogan et al.1)(1952)のみで,その報告によると,人眼放射線白内障の特徴的病理組織学的所見は水晶体後嚢の小線維性肥厚及びその部への細胞迷入のようである。著者も自験3例(原爆白内障1例,レントゲン線白内障2例)を有し,更に家兎眼レントゲン線白内障(2,000r照射半年後)4羽4眼の電子顕微鏡的検索をなしたので,その成績のうち水晶体嚢,後嚢下仮性上皮細胞に重点を置いて,ここに放射線白内障の病理組織学的所見を述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?