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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科17巻5号

1963年05月発行

文献概要

特集 第16回日本臨床眼科学会号(4) 一般講演

Iridenclesisによる治験例の観察(予報)

著者: 小島克1 馬島慶直1 杉田雄一郎1 馬島昭生1 古井幸代1 新美勝彦1

所属機関: 1名古屋大学医学部眼科

ページ範囲:P.635 - P.639

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 虹彩嵌置術は既に100年前に考案せられていたと云う長い歴史を持つた術式であり,その間に幾多の変遷はあつたにせよ現在なお欧米諸国においても,本邦においても行われ,とくに最近多くの報告が見られると云う事はその術式の優秀性と予後の良好な結果と相俟つて興味ある問題だと考えられる。
 既にこの手術について赤木1),須田2),池田3),弓削・中村4)教授等を初め呉5),藤野6)氏等がその術式の検討並びに適応,予後,経過については詳細に報告されて居るが今回私達もここに2年半(昭和35年〜37年9月迄)にわたつて虹彩嵌置術を行い牛眼も含めて161眼について主として視力,眼圧についての一般的観察を行い2〜3の知見を得ましたのでここに報告し,諸先生の御批判を仰ぎたいと思います。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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