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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科17巻5号

1963年05月発行

文献概要

臨床実験

Perilimbal Suction Cup及びそれによる緑内障診断

著者: 三国政吉1 岩田玲子1 福地裕子1

所属機関: 1新潟大学眼科教室

ページ範囲:P.719 - P.724

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 緑内障の診断は近年GrantにょるTonogra—phyの普及,GoldmannによるApplanati—on tonometerの実用化,わが国においては須田教授の圧迫試験等によりかなり進歩したとは云え依然として早期診断の困難な疾患の一つであることは衆知のところである。
 Rosengren (1934, 1956)はSuction Cupを角膜上にのせ,その吸引によつて一定陰圧を作用させ隅角部を圧迫することにより眼内圧を上昇せしめ,緑内障診断の助けにしようとする試みを発表した。Ericson (1958)はその際使用するCupの構造,作用する陰圧の量,作用時間等につき種々検討し,眼圧上昇度から房水産生量を測定することを報告した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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