文献詳細
文献概要
連載 眼科図譜・91
ブルヌビーユ・プリングル氏病
著者: 山田酉之1 栗原佳子1
所属機関: 1東北大学眼科教室
ページ範囲:P.753 - P.754
文献購入ページに移動解説
本症は母斑症Phacomatosisの一つであつて,皮膚では,顔面に,脂腺の増殖から成る脂腺腫Adenoma sebaceum symmetricumが見られるのを主体とし,この他,体表各所にも発疹が見られる。脳では結節性脳硬化症tube—rous cerebral sclerosisがあつて,進行する知能障害に屡々癲癇発作を伴い,又,腎,副腎,心,胃,腸子宮等に腫瘍を作ることがある。
眼科領域では,乳頭面及び網膜に,境界不鮮明な扁平な腫瘍や,桑実状の腫瘍を生ずることが多く,神経線維層のグリア増殖等によるもので,この他,白斑,色素斑,血管壁の白鞘などが見られることもあるとされている。
本症は母斑症Phacomatosisの一つであつて,皮膚では,顔面に,脂腺の増殖から成る脂腺腫Adenoma sebaceum symmetricumが見られるのを主体とし,この他,体表各所にも発疹が見られる。脳では結節性脳硬化症tube—rous cerebral sclerosisがあつて,進行する知能障害に屡々癲癇発作を伴い,又,腎,副腎,心,胃,腸子宮等に腫瘍を作ることがある。
眼科領域では,乳頭面及び網膜に,境界不鮮明な扁平な腫瘍や,桑実状の腫瘍を生ずることが多く,神経線維層のグリア増殖等によるもので,この他,白斑,色素斑,血管壁の白鞘などが見られることもあるとされている。
掲載誌情報