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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科17巻6号

1963年06月発行

連載 眼科図譜・91

ブルヌビーユ・プリングル氏病

著者: 山田酉之1 栗原佳子1

所属機関: 1東北大学眼科教室

ページ範囲:P.753 - P.754

文献概要

解説
 本症は母斑症Phacomatosisの一つであつて,皮膚では,顔面に,脂腺の増殖から成る脂腺腫Adenoma sebaceum symmetricumが見られるのを主体とし,この他,体表各所にも発疹が見られる。脳では結節性脳硬化症tube—rous cerebral sclerosisがあつて,進行する知能障害に屡々癲癇発作を伴い,又,腎,副腎,心,胃,腸子宮等に腫瘍を作ることがある。
 眼科領域では,乳頭面及び網膜に,境界不鮮明な扁平な腫瘍や,桑実状の腫瘍を生ずることが多く,神経線維層のグリア増殖等によるもので,この他,白斑,色素斑,血管壁の白鞘などが見られることもあるとされている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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