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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科17巻7号

1963年07月発行

文献概要

臨床実験

網膜色素変性におよぼすα—Methyl-Dopaの効果

著者: 内田幸子1 長町和佳代1

所属機関: 1大阪市大医学部眼科

ページ範囲:P.900 - P.904

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I.緒言
 α—Methyl-Dopa (α—Methyl−3,4 Dihydro—xy-Phenylalanine)は,次に示す構造式を有する化合物で,1954年Sourkesにより,Dopa脱炭酸酵素の拮抗阻害剤であることがみいだされた。その薬理作用はまだ全容が明らかではないが,EpinephrineおよびSerotoninの生合成の過程において,Dihydroxyphenylalanineおよび5—Hydroxytryptophanのdecarboxylationを抑制するといわれている。内科的には褐色細胞腫および高血圧症の治療に用いられているが,今回私どもは日本メルク万有株式会社よりα—Me—thyl-Dopa製剤としてAldomet1)の提供を受け,網膜色素変性患者2例に使用した成績を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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