文献詳細
文献概要
臨床実験
高血圧症,その他2,3の疾患に対する所謂江原氏ヂオニン反応について
著者: 清水貞男1
所属機関: 1日本医大眼科
ページ範囲:P.1051 - P.1054
文献購入ページに移動 高血圧症は現在我国医学会に於て重要視せられている疾患の一つである。蓋し本症に続発する脳卒中による死亡率が,悪性腫瘍による死亡率と並んで,国民死亡率の第1位を占むるに致つたからである。
従来高血圧症に対する皮膚毛細血管の透過性ないし脆弱性の測定については多数の報告がある。之等は主として陰圧法或は陽圧法を用い測定を行つて居る。所が昭和18年,江原氏が所謂ヂオニン反応を発表し,結膜血管に就て之が測定を行つて以来,現在迄に之による報告は井上,井口,田地野氏等により行なわれているに過ぎない。
従来高血圧症に対する皮膚毛細血管の透過性ないし脆弱性の測定については多数の報告がある。之等は主として陰圧法或は陽圧法を用い測定を行つて居る。所が昭和18年,江原氏が所謂ヂオニン反応を発表し,結膜血管に就て之が測定を行つて以来,現在迄に之による報告は井上,井口,田地野氏等により行なわれているに過ぎない。
掲載誌情報