icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科18巻1号

1964年01月発行

文献概要

綜説

網膜剥離に対するCustodis氏のPlombe法について—最近の文献と我々の経験

著者: 坂上英1

所属機関: 1京大眼科

ページ範囲:P.7 - P.16

文献購入ページに移動
Ⅰ.緒言
 網膜剥離に対する手術法としてCustodis教授によつて提唱されたPlombe法が我国に紹介されたのは決して新らしいことではない。
 百々(1955)をはじめとし,神島(1958,1962),赤木(1961),倉知(1962)等沢山の報告があるが,殆んどが見聞記にとどまるにすぎない。又,臨床追試報告としては百々(1958)の2例があるのみであり,さらにこれと多少関連した研究としては,中川・能戸(1959)の人工軟骨埋没法,福田(1691)の網膜固定術についての実験的研究等があるが,Cus—todis法を本格的に検討した報告は未だなく,又この手術法に関する文献を系統的に紹介したものもない現状である。本手術法に対する賛否はさておき,著者は眼科手術学(金原出版社,1962)の網膜剥離の手術の項で,本手術法につき,適応,術式その他について詳述したが,手術書という制約ならびに紙面の制限等のため,本法に対する検討や批判については論述し得なかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら