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第17回日本臨床眼科学会研究グループディスカッションについて
著者: 中泉行正
所属機関:
ページ範囲:P.84 - P.86
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研究グループヂィスカッションは一昨年から日本臨床眼科学会の一行事として総会の前日に行われる事となつた。これは眼科学が次第に深遠の学問となり,細分化して来て日本眼科学会の総会講演を聞いていても自分の専問の分野以外のものは中々よくはわからない事が多いという事から,又各専門の分野の人が十分に意見を戦わすのが学問の進歩のためによいというので,いくつかのグループにわかれてお互いに意見をたたかわして,啓発するのがよいだろうという事で始めた学会の新形式のつもりである。
日本では大学の眼科教室は1人の教授が原則であるけれども,外国では多数の教授が眼科にいるという状態で,例えばカリフォルニア大学には10人程の眼科教授が各々専門分野にわかれている。その下に助教授,講師,医局長などがいるというので,それが各々カンファラレスを毎週持つという事で,これでこそ学問の進歩がどんどん出来るので,従来の目本の形式では急速なる進歩は望めないというので眼科学の中でも各々の専問分野に分れて研究を進めるというのが趣意である。
研究グループヂィスカッションは一昨年から日本臨床眼科学会の一行事として総会の前日に行われる事となつた。これは眼科学が次第に深遠の学問となり,細分化して来て日本眼科学会の総会講演を聞いていても自分の専問の分野以外のものは中々よくはわからない事が多いという事から,又各専門の分野の人が十分に意見を戦わすのが学問の進歩のためによいというので,いくつかのグループにわかれてお互いに意見をたたかわして,啓発するのがよいだろうという事で始めた学会の新形式のつもりである。
日本では大学の眼科教室は1人の教授が原則であるけれども,外国では多数の教授が眼科にいるという状態で,例えばカリフォルニア大学には10人程の眼科教授が各々専門分野にわかれている。その下に助教授,講師,医局長などがいるというので,それが各々カンファラレスを毎週持つという事で,これでこそ学問の進歩がどんどん出来るので,従来の目本の形式では急速なる進歩は望めないというので眼科学の中でも各々の専問分野に分れて研究を進めるというのが趣意である。
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