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臨床実験
眼症状を主徴とした両側内頸動脈閉塞症の1例について
著者: 中野彊1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1143 - P.1149
文献購入ページに移動I.緒言
脳血管障害特に脳血管閉塞症が諸種の眼症状を呈する例の非常に多いことは,従来我々が日常の臨床で経験している所である。また本症の早期に眼症状を呈する例も多く,眼科的諸検査所見は,本症の診断,経過観察に重要な意義をもつている。
著者は,最近左眼の突然の視力障害を訴えてまず眼科を受診し,脳外科にて諸検査の結果,両側内頸動脈の完全閉塞症と診断された1例を経験したので,ここに報告する。
脳血管障害特に脳血管閉塞症が諸種の眼症状を呈する例の非常に多いことは,従来我々が日常の臨床で経験している所である。また本症の早期に眼症状を呈する例も多く,眼科的諸検査所見は,本症の診断,経過観察に重要な意義をもつている。
著者は,最近左眼の突然の視力障害を訴えてまず眼科を受診し,脳外科にて諸検査の結果,両側内頸動脈の完全閉塞症と診断された1例を経験したので,ここに報告する。
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